SOUL HITS　OF　THE '70S DIDN'T BLOW YOUR MIND VOL.13

1 –The Hues Corporation/ Rock The Boat愛の航海
2 –George McCrae/ Rock Your Babyロック・ユア・ベイビー
3 –Kool & The Gang/ Hollywood Swingingハリウッド・スインギン
4 –The Love Unlimited Orchestra/ Love's Theme愛のテーマ
5 –Blue Magic/ Sideshowサイドショウ
6 –Millie Jackson/ Hurt So Good
7 –The Impressions/ Finally Got Myself Together (I'm A Changed Man)
8 –Rufus/ Tell Me Something Goodテル・ミー・サムシング・グッド
9 –Johnny Bristol/ Hang On In There Baby
10 –Billy Preston/ Nothing From Nothingナッシング・フロム・ナッシング
11 –B.T. Express/ Do It ('Til You're Satisfied)ドゥー・イット
12 –Carl Carlton/ Everlasting Love恋のときめき

※１９９１年発売の米国RHINO盤です。12を求めて購入しました。

※（全米TOP４０研究読本より）愛のテーマ
短時間でサウンドを作り上げる音の魔術師バリー・ホワイト率いる西海岸のポップ・オーケストラ。ストリングスの手法はフィリーそのもので、西のMFSBといったところ。ギターのシヤキ・シャキしたカッティングは聴いていて心地よい。今にも飛行機が離陸しそうな感じの冒頭からもわかるように、以前キャセイ航空のCMにも使われたため、知らない人はいないといってもいいほどスタンダードになっている。もともとはラヴ・アンリミテッドの「アンダー・ザ・インフルエンス」の1曲目だった曲で、そこでは完奏部がカット・アウトされ、次の曲につながっていた。なお、ラヴ・アンリミテッド自身も同年ヴォーカル・ヴァージョンをリリースしている。ここは、両方を交互に聴き比べてゴージヤスな気分にひたってください。

※（全米TOP４０研究読本より）サイドショウ
フィリーのMFSBの面々がプロデュースからバック演奏までを手がけ、ギャンブル&八フほど攻撃的ではなく、かといってトム・ベルのようにスウィートー辺倒でもない、しかし両者の特徴を合わせもつ"フィリーのお手本"とでもいうべき音に支えられて登場したのがこのブルー・マジック。今も変わらないテッド・ミルスの頭をつんざくような"脳天ファルセット"はある種のワイセツさを感じさせないでもないが、芸術的な美しさも感じさせる。A君:よく"隠れた名曲"っていうけどサ、これって"隠された名曲"だよね。B君;うん。で、隠したのはやっぱスタイリスティックスでしょ。彼らみたいに個性がなかったんだよ。A君:いや、個性があるヤツほど隅に追いやられてしまうんだよ。そんなもんでしょ、世の中って(苦笑)｡