BREAD

《DAVID GATES ＆ BREAD ESSENTIALS》

1.灰色の朝
2.エニイ・ウェイ・ユー・ウォント・ミー
3.気にしないで
4.二人の架け橋
5.ルック・ホワット・ユーヴ・ダーン
6.一緒にいたい
7.レット・ユア・ラヴ・ゴー
8.あふれる愛
9.イフ
10.彼はいい奴
11.マザー・フリーダム
12.愛の別れ道
13.ダウン・オン・マイ・ニーズ
14.涙の想い出
15.ダイアリー
16.ギター・マン
17.オーブリー
18.スウィート・サレンダー
19.オンリー・ワン
20.愛のかけら
21.ソープ
22.アン
23.誓いの明日
24.グッバイ・ガール

※１９９６年発売の国内盤ベストです。解説、対訳がついています。

（全米TOP４０研究読本より）ダイアリー
ソフト・ロックの代名詞的存在のブレッドだが、中でもこの曲は最もセンチメンタルな歌詞を持つ。木陰で見つけた彼女の日記帳。綿々と綴られた愛の想い。てっきり僕のことだと思ったのに……そう、勘違いだったのです。と書くとただの間抜け野郎の話になってしまうが、そうはさせないところが作者デヴィッド・ゲイツの、そしてブレッドの面々のうまさ。孤独感を強調する生ギター、物悲しいコーラス、ストリングス。いつのまにか聞き手は木陰で1冊の日記帳を手にしている。心地よいはずのそよ風も今は冷たく感じる。日記の字がぼやけ、涙が溢れ落ちる。僕は祈った。彼女がその人と幸福になれるように……。美しい、綺麗だという言葉だけでは、この曲はとても表現することができない。「涙が溢れ落ちた」のは「僕」と僕だけではないはず。

（全米TOP４０研究読本より）グッバイ・ガール
ニール・サイモンといえぱ、都会を描かせると現在最高の脚本家だが、彼が脚本を書いた同名の映画でラストに使われたのがこの曲。コメディではあるがペーソスある結末に、デヴィッドの甘くてチョッピリもの悲しいバラードがマッチ。数ある映画の中でもラストのいい作品の1つだ。映画館かビデオでこの曲を予習したら、レコード屋さんへ急こう。迷う心配はない。というのもこの曲の入ったアルバムも同じタイトルだからだ。ソフト・ロックで人気のブレッド解散後、ソロになった彼のサード・アルバムで、スウィートな曲の他にもロックっぽいのとかいろいろ入ってる。でもやはりこのタイトル曲が最もヒットしたし(あと2曲彼にはTOP40ヒットがある)メロディも美しい。盛り上げアレンジも涙腺をバッチリ刺激すること確実！