DEEP PURPLE

《THE VERY BEST OF DEEP PURPLE》

1. ハッシュ
2. ケンタッキー・ウーマン
3. ブラック・ナイト(35)
4. スピード・キング
5. チャイルド・イン・タイム
6. ストレンジ・ウーマン
7. ファイアボール(97)
8. デイモンズ・アイ
9. ハイウェイ・スター(25)
10. スモーク・オン・ザ・ウォーター
11. スペース・トラッキン
12. ウーマン・フロム・トーキョー
13. 紫の炎(78)
14. 嵐の使者
15. ノッキング・アット・ユア・バック・ドア

※２０００年発売の国内ベスト盤です。解説がついています。
（全米TOP４０研究読本より）八ッシュ
イアン・ギランがヴォーカリストであった第二期黄金時代のパープル・ファンにとって、デビュー当時のパープルの音楽はどう捉えられていたのだろうか。やはり「スピード・キング」からがパープルだと思っているんだろうか。だが、デビュー曲以降の第一期もポップス・ファンには面白い。ヴァニラ・ファッジの向こうを張ったカヴァー曲の雑食性が興味深い。デビュー曲のこの曲もビリー・ジョー・ロイヤルのレパートリー(曲はジョー・サウス)であったし、ビートルズやニール・ダイヤモンド、果てはフィル・スペクターまで貧欲に変幻自在のアレンジでカヴァーしてしまう面白さは、当時よりも今聴いてこそわかるのではないだろうか。それを思うと、第二期だけがパープルじゃないということ。