DO YOU REMEMBER 1974

1 Tymes/ You Little Trustmaker
2 Harold Melvin & The Blue Notes/ Satisfaction Guaranteed
3 Maria Muldaur/ Midnight At The Oasis真夜中のオアシス
4 Gary Glitter Band/ Angel Face
5 Donna Fargo/ U.S. Of America
6 Paper Lace/ The Night Chicago Diedザ・ナイト・シカゴ・ダイド
7 Melba Montgomery/ No Charge
8 First Class/ Beach Babyビーチ・ベイビー
9 Rubettes/ Sugar Baby Loveシュガー・ベイビー・ラブ
10 Jim Weatherly/ The Need To Beザ・ニード・トゥー・ビー
11 Bobby Womack/ Lookin' For A Love
12 Redbone/ Come And Get Your Love
13 Ｃｉｌｌａ Black/When Will I See You Again
14 George McCrae/ Rock Your Babyロック・ユア・ベイビー
15 Peppers/ Pepper Box
16 Fortunes/ Seasons In The Sun

※１９９４年発売のデンマーク輸入盤です。

（全米TOP４０研究読本より）シュガー・ベイビー・ラブ
50年代、60年代のサウンドをリメイクした作品というのは現在でもあるが、彼らも〈オールディーズ・サウンド〉を70年代によみがえらせたグループ。もともとこの曲のデモ・テープを作る際に呼び寄せられたスタジオ・ミュージシャンの集まりで結成され、大成功を収めることになる。ファルセットを多用したコーラス・ワークや、"ワッシュワリワリ"と歌うバック・コーラス、そして曲の途中で入る語りなど、ダイアモンズの「リトル・ダーリン」(57年2位)を思わせる。いかにもといったサウンドが開いていて心地よい。彼らのトレード・マークになっている八ンチングも雰囲気バッチリ。実にキマっている。イギリス人や日本人はこの曲のようなサウンドを比較的好む傾向にあり、両国では大ヒットを記録したもののアメリカではあまりふるわなかった。

（全米TOP４０研究読本より）ザ・ニード・トゥー・ピー
グラディス・ナイト&ザ・ピップスの一連の大ヒット「さよならは悲しい言葉」(73年2位)、「夜汽車よジョージアへ」(73年1位)、「めぐり逢い」(74年3位)の作者として有名なジム。実は、カントリー系のシンガーソング・ライターで、プロのアメフトの選手だったこともあるという経歴の持ち主。20世紀レコード、RCAでは目が出す、ブツダに移籍。グラディスとの縁はここで生じる。彼女がジムのソウル・バラードを熱唱する裏で、彼は73年から75年にかけてレイ・プライスに7曲のカントリー・ヒットを提供している。この曲は、彼のお得意のちょっとねちっこいバラードで、アレンジも軽く地味。グラディスも「追億」(75年11位)のB面でこの曲を歌っている。ジムは彼女にくらべると歌唱力も声量も劣るが、一生懸命歌っていて好感がもてる。