FRANKIE VALLI & THE FOUR SEASONS

《FRANKIE VALLI & THE FOUR SEASONS ANTHOLOGY》

Disc: 1

1. Sherry
2. Big Girls Don't Cry2./恋はヤセがまん
3. Connie-O
4. Peanuts
5. Alone (Why Must I Be Alone)
6. Walk Like A Man/恋のハリキリ・ボーイ
7. Ain't That A Shame
8. Candy Girl
9. Marlena
10. Stay
11. Little Boy (In Grown Up Clothes)
12. Dawn (Go Away)/悲しい朝やけ
13. Silence Is Golden
14. Ronnie
15. Rag Doll/悲しきラグ・ドール
16. Save It For Me
17. Big Man In Town
18. Bye, Bye, Baby (Baby, Goodbye)
19. Betrayed
20. Toy Soldier
21. Girl Come Running
22. Let's Hang On (To What We've Got)
23. Don't Think Twice (It's All Right) - The Wonder Who?
24. The Sun Ain't Gonna Shine (Anymore)
25. (You're Gonna) Hurt Yourself
26. Working My Way Back To You/君のもとに帰りたい
27. You're Ready Now
28. Opus 17 (Don't You Worry 'Bout Me)
29. I've Got You Under My Skin/君はしっかり僕のもの

Disc: 2

1. Can't Take My Eyes Off You/君の瞳に恋してる
2. C'Mon Marianne/カモン・マリアンヌ
3. The Proud One/プラウド・ワン
4. Tell It To The Rain/雨に言っておくれ
5. Beggin'/悲しきプロポーズ
6. Lonesome Road - The Wonder Who?
7. I Make A Fool Of Myself
8. Watch The Flowers Grow
9. To Give (The Reason I Live)
10. Will You Love Me Tomorrow
11. Idaho
12. The Girl I'll Never Know (Angels Never Fly This Low)
13. And That Reminds Me (My Heart Reminds Me)
14. Patch Of Blue
15. My Eyes Adored You/瞳の面影
16. Swearin' To God (Single Version)/神に誓って
17. Who Loves You/愛はまぼろし
18. Our Day Will Come (Single Version)/燃える初恋
19. December, 1963 (Oh, What A Night)/1963年12月（あのすばらしい夜）
20. Silver Star (Single Version)
21. Fallen Angel
22. Greas

※２００１年発売の輸入ベスト盤です。フランキー・ヴァリのソロ・ヒット曲も収録されているので購入しました。

（全米TOPヒッツ研究読本より）君の瞳に恋している
邦題はまるで八ンフリー・ボカート主演の名画『カサブランカ』のセリフである。個人的にはオールタイム・ベスト10の上位に必ず入るほど大好きな作品である。フォー・シーズンズ時代のフランキー・ヴァリももちろん良いが、ソロ・レコーディングしたこの曲は彼のベスト・ナンバーだと確信している。その昔、「オールナイト・ニッポン」のリクエスト・コーナーで、 DJの亀淵昭信さんが、「私の2番目に好きな曲」だといって、よく流してくれたのを懐かしく思い出す。レターメンやボーイズ・タウン・ギャング、ペット・ショップ・ボーイズ等がカヴァーしているが、本当にグレートな名曲です

（全米TOP４０研究読本より）1963年12月(あのすばらしき夜)
邦題が、まるっきりそのままの直訳で笑ってしまうが、中身は76年を代表する名曲。美しいファルセットで歌うフランキー・ヴァリとボブ・ゴーディオを中心とした、60年代前半最も偉大だった白人ドゥーワップ・グループだったが、何とサイケ・サウンドに手を出して人気が落ちた。ボブ・ディランの曲も匿名で歌ったことがあるらしいので、彼らが先に行き過ぎて保守的なファンはついていけなかったのだろう。不遇の70年代前半を経て、フランキー・ヴァリがソロ契約後すぐに「瞳の面影」(75年)をナンバー1とした。グループとしても8年振りにTOP10ヒット「愛はまぼろし」(75年3位)を放ち、続いて出したのが、この曲だ。前作と同様ゴーディオの作品で、メロディ・ラインとコーラスが素晴らしく当然のナンバー1ヒット。全英でも1位。

（全米TOP４０研究読本より）神に誓って
ポール・アンカ、ボビー・ヴィントン、ニール・セダカ、ライチャス・ブラザースと74年から75年にかけて、60年代のビッグ・アーティストが復活するムーヴメントが起こった。フランキー・ヴァリもその流れをつかみ、ケニー・ノーランとボブ・クルー作「瞳の面影」(75年1位)でチャートに戻ってきた。それに続くシングルがこれだ。安易に〈2匹目のどじょう〉を狙って前作と同じ路線でいかず、違うタイプで勝負をかけた。ディスコでもよくかけられるビートのきいた曲で、女性ヴォーカルとのかけあいも息が合っている。結果は、年間99位と不本意だったが、この冒険が、同じディスコ調の、フォー・シーズンスとしてのカムバック・ヒット「愛はまぼろし」(75年3位)がファンに受け入れられやすくなる基礎固めの役割をした