GLADYS KNIGHT & THE PIPS

《The Best Of Gladys Knight & The Pips, 1973-1988》

1. Where Peaceful Waters Flow
2. Midnight Train To Georgia(夜汽車よジョージアへ)
3. I've Got To Use My Imagination(イマジネイション)
4. Best Thing That Ever Happened To Me(めぐり逢い)
5. Make Yours A Happy Home
6. The Makings Of You
7. On And On
8. I Feel A Song (In My Heart)(アイ・フィール・ア・ソング)
9. Love Finds Its Own Way
10. The Way We Were/Try To Remember(トライ・トゥ・リメンバー/追憶)
11. Part Time Love
12. Baby Don't Change Your Mind
13. Landlord
14. Save The Overtime (For Me)
15. You're Number One (In My Book)
16. Love Overboard
17. Lovin' On Next to Nothin

※１９９０年発売の輸入ベスト盤です。１９７３年から１９８８年のヒット曲が収録されています。

（全米TOP４０研究読本より）夜汽車よジョージアへ
結成以来現在まで40年あまりの歴史を持つ名門グループ初のナンバー1ヒット。都会での成功に夢破れ、故郷に戻って行く若者。彼のかたわらには、優しい彼女の姿が。う～ん泣かせる。そこにグラディスのソウルフルなヴォーカル。そして故郷に帰る乗りものが、車や飛行機でなくミッドナイト・トレイン、真夜中の列車だったところが、この大ヒットの要因だと確信する。元々は飛行機でヒューストンに戻るというタイトルで歌っていたのが、ホイットニー・ヒューストンの母、シシーだった。日本の演歌の歌詞にも定番の状況設定(港町、飲み屋、酒)が存在するが、それに近いものが洋楽にもあるのだ。ボクがまだ小学生で洋楽を聞きはじめた頃にはやっていて、ラジカセでエア・チェックしたものを毎日耳にしていたので個人的には非常に思い入れがある。

（全米TOP４０研究読本より）追憶
グリコのように"1粒で2度おいしい曲。このように2つの別な曲をつないで1曲にしたものが、最近は少なくて淋しい。せっかくのアレンジャーの腕の見せどころなのに。もっとも日本では嘉門達夫が「曲の途中で違う曲に変わるシリーズ」で笑わせてくれてるけどね)。デトロイトの劇場でライヴ録音されたこの曲にピップスは全く登場しない。グラディスの「古きよき日々の話をしましようよ」とのモノローグから曲は始まる。"懐古ものメドレー"まずはスタンダードの「想い出の9
月」。メロディを奏でるオーケストラをバックに彼女は歌詞を語りかけ、続いてメインの「追億」。前年バーブラで大ヒットのこのバラードを、彼女は貫禄たっぷりに熱唱。ブッダ時代の彼ら(彼女〉の最後の傑作だ。