SUPER HITS OF THE '70S HAVE A NICE DAY

VOL.22

1–Hot Chocolate/Every 1's A Winner 勝利者たち
2–Nick Gilder/Hot Child In The City
3–John Paul Young/Love Is In The Air風に舞う恋
4–Nicolette Larson/Lotta Love
5–Nigel Olsson/Dancin' Shoes
6–Suzi Quatro & Chris Norman/Stumblin' Inメロウなふたり
7–The Knack/My Sharonaマイ・シャローナ
8–John Stewart/Gold
9–Rex Smith You/Take My Breath Away
10–Sniff 'N'/The Tears Driver's Seat
11–Robert John/Sad Eyes サッド・アイズ
12–Ian Gomm/Hold On

※風に舞う恋
オーストラリア出身のグループ、イージービーツの「わが心の金曜日」(なんの工夫もない邦題)は、66年末全英チャート6位まで上がった。全米では翌年16位まで上がり、我が国でも多くのファンを獲得した。このイージービーツのメンバーでこの曲の作者でもある八リー・ヴァンダとジョージ・ヤングのコンビはこうして名声をつかんだ。そしてこのコンビの作品を次々と歌ったのがこのジョン・ポール・ヤングであった。初チャートは76年42位の「イエスタデイズ・ヒーロー」(日本で大ヒットしたベイ・シティ・ローラーズの曲のオリジナル)、そして2曲目がこの曲であった。メリ八リのぎいたヴォーカルで見事、全米全英でTOP10へ送りこんだ。彼は一発屋で終わったが、ヴァンダとヤングのコンビは、フラッシュ&ザ・パン等で生き残っている。

※メロウなみたり/スージー・クアトロ&クリス・ノーマン
スージー・クアトロ唯一のTOP40ヒットである。つまり彼女はアメリカでは一発屋だったのである。しかし日本での人気は高く、酒のCMに出たり(CMの曲の作者はニック・ギルダー)、結婚武を日本で挙げたりしていた。イギリスでの人気も高くTOP10ヒットを5曲放っている。この曲は彼女のスタッフでもありその頃有名プロデューサーでもあったマイク・チャップマンが当時流行していた男女デュオを彼女にさせるべく企画した。このあたり彼女が時流に乗ったかたちで活動をしていた証拠で、ランナウェイズのような色物と異なるところである。相手のクリス・ノーマンはスモーキーのメンバー。曲そのものは彼女本来の八一ドなスタイルと異なり、2人の声とストリングスが美しく噛み合った、実にソフトでメロウな佳曲「こ仕上がっている。

※サッド・アイズ/ロバート・ジョン
こんな人知らないと思う人も多いかもしれないけど、それもそのはず。3曲のTOP40ヒットのうちオリジナルはこの曲だけで、「ライオンは寝ている」(72年3位)と「ヘイ・ゼア・ロンリー・ガール」(80年31位)はカヴァー。ほとんど一発屋みたいなもの。この曲も一聴するとカヴァーかと思えるほどスタンダード然としているバラードだけれど、れっきとしたオリジナル。カヴァーで一発当てようと思ってる売れないミュージシャンの皆さん、これはネライ目ですよ！当時はそのファルセット・ヴォイスゆえに〈1人ピー・ジーズ〉などと呼ばれたりしたものだけれど、次のシングルのタイトルが「ロンリー・アイズ」(80年41位)だったのは情けなかった。日本盤は日本のディスコでヒットした「恋するウーマン」と両A面となっていた。

VOL.24

1–Shaun Cassidy/Hey Deanie ヘイ・ディニー
2–Paul Nicholas/Heaven On The 7th Floor
3–Andrew Gold/Thank You For Being A Friend
4–David Naughton/Makin' It
5–Ronnie McDowell/The King Is Gone
6–Brotherhood Of Man/Save Your Kisses For Me
7–Chuck Mangione/Feels So Good
8–Samantha Sang/Emotion愛のエモーション
9–Jigsaw/Love Fire ラヴ・ファイア
10–Starbuck/Everybody Be Dancin'
11–Flash Cadillac & The Continental Kids/Did You Boogie (With Your Baby)
12–Wet Willie/Street Corner Serenade