HIT SINGLES 1969
１ 輝く星座～レッド・ザ・サンシャイン（フィフス・ディメイション）
２ ゲット・バック（ザ・ビートルズ）
３ グリーン・リバー（Ｃ・Ｃ・Ｒ）
４ プラウド・メアリー（Ｃ・Ｃ・Ｒ）
５ 雨にぬれても（Ｂ．Ｊ．トーマス）
６ スィート・キャロライン（ニール・ダイアモンド）
７ シュガー・シュガー（アーチーズ）
８ ボクサー（サイモン＆ガーファンクル）
９ ふたりのシーズン（ゾンビーズ）
10 君に愛されたい（ダイアナ・ロス＆ザ・シュープリームス＆ザ・テンプテーションズ）
11 西暦２５２５年（ゼーガー＆エヴァンス）
12 ラヴ・ミー・トゥナイト（トム・ジョーンズ）
13 マイ・ウエイ（フランク・シナトラ）
※（全米ヒッツ研究読本より）西暦2525年
西部劇風サウンドに乗り「西暦2525年、もし男がまだ生きていたなら、女も生き延びることができるなら、彼等は知るであろう」に始まって、3535年～6565年、7510年、851D年、9595年、そして1万年後まで、人類の未来を予言しながら駆け抜けていく3分15秒。しかし単なる語呂合わせではなく、社会への痛烈な批判が込められていた。音楽と歌詞が一体になって初めて大ヒットが成立するのは当然のことだが、日本でも第3位まで上がるヒットを記録しているということは、この曲が音楽だけで(歌詞を100%理解できなくても)十分魅力を持っていたことを証明している。ゼーガー&エヴァンスにとって唯一の、しかし偉大なる"一発ヒット"である。
※（全米ヒッツ研究読本より）君に愛されたい
シカゴのマーキュリー・レーベルにいたディー・ディー・ワーウィックが1966年にヒットさせた曲である。テンプスのファルセット・テナー、エディ・ケンドリックスとダイアナ・ロスという高い声同士の息の合ったデュエットと、2グループー体となった流れるようなコーラスが素晴らしい。モータウンの脂の乗り切った2大トップ・グループ合同のレコーディングなのだから、出来が良いのも当然といえる。この時点でのテンプスはデヴィッド・ラフィンが抜け、代わりにデニス・エドワーズが加入している。ダイアナ・ロスは1969年、シュープリームスのリードとしては最後のNo.1ヒットとなった「またいつの日にか」で有終の美を飾る。
HIT SINGLE 1971
１ イマジン（ジョン・レノン）
２ 雨を見たかい（Ｃ．Ｃ．Ｒ．）
３ 僕の歌は君の歌（エルトン・ジョン）
４ イフ（ブレッド）
５ 喜びの世界（スリー・ドッグ・ナイト）
６ ノックは３回（ドーン）
７ マギー・メイ（ロッド・スチュワート）
８ ローズ・ガーデン（リン・アンダーソン）
９ 至上の愛（ジュディ・コリンズ）
10 シーズ・ア・レディ（トム・ジョーンズ）
11 愛のゆくえ（マーヴィン・ゲイ）
12 きみの友だち（ジェームス・テイラー）
13 故郷にかえりたい（ジョン・デンバー）
※（全米TOP４０研究読本より）至上の愛(アメイジング・グレイス)
この聖歌は、1779年のジョン・ニュートン作とされる。コリンズはコロンビア大学のセント・ポール教会でこれを録音した。楽器はいっさい使わず、すべてが彼女と聖歌隊の声のみで進行する。古い聖歌、アカペラ、そして教会にこだまする声。キリスト教徒でない者にまで、神の御恵とは何かを考えさせる。フォーク系のシンガーが歌い継いできた曲だが、72年にエルヴィスがこの曲をタイトルとした3枚目の聖歌集を発表。また同年、ロイヤル・スコッツ・ドラグーン・ガーズが、バグパイプによるインスト曲(邦題「スコットランドのタやけ」)としてヒット(11位)させている。コリンズは、映画「青春の光と影」の主題歌(68年8位)で脚光を浴びたフォーク・シンガーである。ヒット曲こそ少ないが、その澄んだ歌声はまさに神からの賜物であろう。
※（全米TOP４０研究読本より）雨を見たかい
日本版「ビルボート・ナンバー1ヒット」の裏表紙のクイズによれば、悲劇のグループだそうですが、せめて無冠の帝王ぐらいにしてやんなきゃ、J・C・フォガティーに失礼じゃないスか?この曲がヒットしていた頃は誰もそんなこといわなかったけれど、今になって思うと、この曲ってレイド・バック(もはや死語か?)していると思いません。CCRの曲って初期の頃は、R&B大好ぎ白人が歌うまっ黒なフィーリングの作品が多かったが、70年代に入ってからは、この曲に代表されるようなキーボード入りのフォーク・ロックが多く、嫌いな奴にいわせるとみんな同じ曲に聞こえちゃうらしい。だけど、イカ、タコ、スルメのようにかめばかむほど味が出るんじゃない。メタルからブラック・ファンまで全ての洋楽リスナー必聴の一家に一枚的ナンバーです。
HIT SINGLES 1972
１ アローン・アゲイン（ギルバート・オサリヴァン）
２ 愛は面影の中に（ロバータ・フラック）
３ ウイザウト・ユー（ニルソン）
４ 孤独の旅路（ニール・ヤング）
５ うつろな愛（カーリー・サイモン）
６ カリフォルニアの青い空（アルバート・ハモンド）
７ ビューティフル・サンデー（ダニエル・ブーン）
８ アメリカン・パイ（ドン・マクリーン）
９ ベンのテーマ（マイケル・ジャクソン）
10 いとしのレイラ（デレク・アンド・ドミノス）
11 リッスン・トゥ・ザ・ミュージック（ドゥー・ビー・ブラザーズ）
12 テレグラム・サム（Ｔ．レックス）
13 私は女（ヘレン・レディ）
※（全米TOP４０研究読本より）アメリカン・パイ
時代を反映し、その時代ゆえに大ヒットしたというナンバーは数多くあるが、この曲なんかも荒涼とした時代背景によって生まれた大ヒット曲だ。元々ドン・マクリーンなる人はピート・シーガーに見初められたほどのフォーク・シンガーで、社会派ミュージシャンとして活動していた。この曲自体かなり退廃的な内容で、音楽が死んだ日だとか、私が死ぬ日だとか、難解な歌詞がついている。結局(後に「クライング」(81年5位)というヒット曲は出すが)、すでに時代は彼のシニカルな世界を受けつけるものでなくなっており、セピア色のヒット曲とともに名を残すことなった。ちなみに、ロバータ・フラックの名曲「やさしく歌って」(73年1位)は、ドンのコンサートに心打たれた彼女が、彼のことを歌っているといわれてる。
HIT SINGLE 1973
１ トップ・オブ・ザ・ワールド（カーペンターズ）
２ イエスタデイ・ワンス・モア（カーペンターズ）
３ やさしく歌って（ロバータ・フラック）
４ 迷信（スティーヴィー・ワンダー）
５ 天国への扉（ボブ・ディラン）
６ 悲しみのアンジー（ザ・ローリング・ストーンズ）
７ ダニエル（エルトン・ジョン）
８ 夜汽車よ！ジョージアへ（グラディス・ナイト＆ザ・ピップス）
９ ジョーカー（スティーヴ・ミラー・バンド）
10 朝やけの少女（チャーリー・リッチ）
11 サンシャイン（スティーヴィー・ワンダー）
12 幸せの黄色いリボン（ドーン）
13 二人の絆（ハロルド・メルヴィン＆ブルー・ノーツ）
※（全米TOP４０研究読本より）サンシャイン
72年発売の「トーキング・ブック」からの第2弾シングル。このアルバムで彼は従来のソウル歌手のイメージを払拭し、ロック・ファンからも絶賛された。第1弾シングル「迷信」(72年1位)の、世の中の迷信信者を嘲り笑った歌詞、クラヴィネットを前面にだしたソウルフルなサウンド構成とは180度変わった純粋なラヴ・ソングとなっている。歌の出だしでは、ジム・ギルラップ、グロリア・ヴァレリーの男女ヴォーカリストが交互にヴォーカルをとり、スティーヴィーのヴォーカルはサビからとなる。その美しく聴きやすいメロディ、素朴に愛する気持ちを表現した歌詞により、この曲はフランク・シナトラ、トム・ジョーンズを始めとした多くのアーティストにカヴァーざれ、今でもいわゆるスタンダード・ナンバーとして様々なかたちで街頭を賑わしている。
HIT SINGLE 1975
１ そよ風の誘惑（オリビア・ニュートン・ジョン）
２ オンリー・イエスタディ（カーペンターズ）
３ プリーズ・ミスター・ポストマン（カーペンターズ）
４ サタディ・ナイト（ベイ・シティ・ローラーズ）
５ セイリング（ロッド・スチュワート）
６ 心にひびく愛の歌（Ｂ．Ｊ．トーマス）
７ 愛のフィーリング（モーリス・アルバート）
８ ボヘミアン・ラプソディ（クイーン）
９ 呪われた夜（イーグルス）
10 １７才の頃（ジャニス・イアン）
11 アイム・ノット・イン・ラヴ（１０ＣＣ）
12 シャイニング・スター（アース・ウインド＆ファイアー）
13 金色の髪の少女（アメリカ）
※（全米TOP４０研究読本より）ボヘミアン・ラプソディ
フレディ・マーキュリーのエイズ死、映画によるリヴァイヴァル・ヒット(92年2位)など、最近の音楽ファンでもこの曲を知っている人は多数いるであろう。クイーン20年の歴史の中で生き続ける一連のフレディ美学の中でも、まさに極致ともいえる曲。序盤では物悲しくせつせつと歌い上げ、ブライアン・メイの官能的なギター・ソロの後、オペラ風ヴォーカルの嵐へと突入し、最後は八一ド・ロックにて完結。本国イギリスにおいては10週連続ナンバー1を記録し、この曲のヒットによリクイーンは一躍ビッグ・ネイムに仲間入りした。と同時に、自分達の音楽にさんざんケチをつけてきた音楽評論家などはもはや屍でもないと、気持ち良く絶縁状をたたきつける1曲となったのだ。この曲が収録されている「オペラ座の夜』(76年4位)もぜひ聞いてみよう。
HIT SINGLE 1976
１ 君を求めて（ピーター・フランプクトン）
２ マホガニーのテーマ（ダイアナ・ロス）
３ 今夜きめよう（ロッド・スチュワート）
４ 愛ある別れ（シカゴ）
５ 好きにならずにいられない（スタイリスティクス）
６ ラヴ・ハーツ（ナザレス）
７ 悲しみのバラード（エルトン・ジョン）
８ マスカレード（ジョージ・ベンソン）
９ 涙の口づけ（マンハッタンズ）
10 宇宙の彼方へ（ボストン）
11 ロウダウン（ボズ・スキャックス）
12 歌の贈り物（バリー・マニロウ）
13 恋にノータッチ（エリック・カルメン）
