MODS CLASSICS COOL TASTE

1. ジ・イン・クラウド （ドビー・グレー）
2. 涙のクラウン （スモーキー・ロビンソン＆ザ・ミラクルズ）
3. タイトゥン・アップ （アーチー・ベル＆ドレルズ）
4. シーズ・ノット・ゼア （ゾンビーズ）
5. ファイヴ・フォー・スリー・ツー・ワン （マンフレッド・マン）
6. ルイ・ルイ （キングスメン）
7. ハーレム・シャッフル （ボブ＆アール）
8. モンキー・タイム （メジャー・ランス）
9. レスキュー・ミー （フォンテラ・バス）
10. 恋のダウンタウン （ペトゥラ・クラーク）
11. イチクー・パーク （スモール・フェイセス）
12. バンド・オブ・ゴールド （フリーダ・ペイン）
13. キャン・アイ・チェンジ・マイ・マインド （タイロン・デイヴィス）
14. 愛するあの娘に （スティーヴィー・ワンダー）
15. ラヴ・メイクス・ア・ウーマン （バーバラ・アクリン）
16. アウト・オブ・タイム （クリス・ファーロウ）
17. ヒア・カムズ・ザ・ナイト （ゼム）
18. ハング・オン・スローピー （マッコイズ）
19. ダンシング・イン・ザ・ストリート （マーサ・リーヴス）
20. テイク・ファイヴ （クインシー・ジョーンズ）

※２００１年発売です。歌詞カードがついています。Vintage Pops Selectionシリーズの１枚です。６０年～７０年初めのヒット曲が収録されています。4（サンタナ）、7(ローリング･ストーンズ)､16（ローリング・ストーンズ）、19(ミックジャガー&デヴィッド･ボウイ)はカバーで知りましたが、オリジナル盤を聞けます。

（全米TOP４０研究読本より）涙のクラウン
モータウン・レコード設立からのアーティストであり、初期テンプテーションズなど多くのモータウン・クラシックを手掛けたソングライターで、プロデューサーでもあるスモーキー・ロビンソン。ミラクルズを率いて数々のヒットを出したが、ナンバー1に輝いたのは、最初のヒット曲から11年後、HOT100入り37曲目のこの曲が初めてであった。アップ・テンポの、これぞモータウンといった感じのビートで恋を失ったピエロのことが歌われる。といっても、とても明るい曲で暗いところなどみじんもなく、悲しいのにおどけた表情をしなければならないピエロのジレンマを歌った歌詞とのギャップが大きい。ファルセットを生かした、スモーキーの独壇場である。唯一文句をつけたいのは、3分もないその短さだけというくらい完壁な曲である。

（全米TOPヒッツ研究読本より）恋のダウンタウン
ペトゥラ・クラークは、1950年代前半から英国の代表的なポピュラー・シンガーの一人だった。60年代に至ってロック畑へ進出。一躍世界的なスターとしてその名を知られるようになったのは、このNo.1シングルを放ってからだった。この名曲をものにし、プロデュースを担当したのは、サーチャーズのプロデューサーとしても有名なトニー・八ッチ。面白いことに彼女は、ただの一度も自分はロック・スターだと自覚したことはない、と自ら語っている。でもクラークの成功は、本人の自覚はどうであれ、その適切なロック・フィーリングの表現能力にあった。おびただしいポップ/ロック・ヒットを放った後、結局、、彼女は映画とミュージカルの世界へ転じていく。