RINGO STAR

《BLAST FROM YOUR PAT》

1. You're Sixteen (You're Beautiful And You're Mine)/ユア・シックスティーン
2. No No Song/Skokiaan/ノー・ノー・ソング
3. It Don't Come Easy/明日への願い
4. Photograph/想い出のフォトグラフ
5. Back Off Boogaloo/バック・オフ・ブーガルー
6. Only You (And You Alone)/オンリー・ユー
7. Beaucoups Of Blues
8. Oh My My/オー・マイ・マイ
9. Early 1970
10. I'm The Greatest/アイム・ザ・グレイテスト

※LP盤は１９９６年に発売され。１９９０年にCD化されました。輸入盤で購入しました。

（CD紹介文より）まさにポピュラー音楽史上最も幸運なミュージシャンかもしれない（空前の大成功の幕開けとなるEMIからのデビュー直前のビートルズに、哀れなピート・ベストの代役として加入した）リンゴ・スター。リンゴはビートルズ解散後の70年代初期も手を休めることなく、驚くほど上出来で快適なキャリアを切り開いた。この手軽なグレイテスト・ヒット集は、（長年在籍したレーベルからの契約満了による移籍を名目に）このドラマーのヒットチャートのトップ10入りしたヒット曲全曲を集め、いまだ色あせることのない大ヒット曲「Photograph」「You're Sixteen」はもちろん、ヒット曲「It Don't Come Easy」「Back Off Boogaloo」も収録している。また、魅力的なB面曲「Early 1970」（変に親しげなミュージシャン仲間3人の近況を語っている）も聴ける。本作は、リンゴの愛情に満ちた気まぐれなアーリー・カントリー＆ウェスタン（『Beaucoups of Blues』）やティン・パン・アレーのコレクション（『Sentimental Journey』）の曲は少なめかもしれないが、ヒット曲に飢えたファンには最適のアルバムだ。

《SENTIMENTAL JORNEY》

1センチメンタル・ジャーニー - Sentimental Journey
2夜も昼も - Night And Day
3ウィスパリング・グラス - Whispering Grass (Don't Tell The Tress)
4バイ・バイ・ブラックバード - Bye Bye Blackbird
5アイム・ア・フール・トゥ・ケア - I'm A Fool To Care
6スターダスト - Stardust
7ブルー・ターニング・グレイ・オーバー・ユー - Blue, Turning Grey Over You
8慕情 - Love Is A Many Splendoured Thing
9ドリーム - Dream
10あなたはいつも - You Always Hurt The One You Love
11愛してると云ったっけ - Have I Told You Lately That I Love You?
12レット・ザ・レスト・オブ・ザ・ワールド・ゴー・バイ - Let The Rest Of The World Go By

※ビートルズのメンバーのソロ・アルバムとしては最も早くリリースされた作品です。LP盤は１９７０年に発売されています。２０００年にCD化された国内盤を入手しました。解説、対訳がついています。ポピュラー・ミュージックのスタンダード曲のカヴァー・アルバムです。

（CD紹介文より）リンゴ・スターがビートルズ解散後に発表した初期のソロ・アルバムは、芸術的制約からの解放とそれまでの過小評価を覆すチャンスを大いに楽しむアーティストの姿を浮き彫りにするものだ。ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスンがビートルズ時代とあまり変わらない音楽をやっていたのに対し、リンゴは2枚のまるで毛色の異なるアルバムを制作した。アメリカ音楽を代表するスタンダード・ナンバーを集めた、ティン・パン・アレイのトリビュート・アルバムと言えそうな本作『Sentimental Journey』と、ストレートなカントリー＆ウエスタン集『Beaucoups of Blues』である。ちなみに伝説によると、リンゴは両親のために本作をリリースしたのだとか。

発表当時は多くの評論家を困惑させた本作だが、くつろいだ雰囲気の中に不思議なメランコリーを感じさせるのが妙味となっている。それなのに、リンゴ自身は喜々として多彩なアレンジとたわむれているようだ。そのアレンジを手がけたのは、ジョージ・マーティン、エルマー・バーンスタイン、クインシー・ジョーンズ、ポール・マッカートニーという一流のプロデューサー / アレンジャー陣。ビートルズ以降にリリースされた諸作中、最高とは言いがたいが、もっとも奇妙で意表を突いた内容であることは間違いない。